私の転職歴 その② 現実と挫折感

仕事

こんにちは。

前回に引き続き、私の転職歴について書きます。

前回の記事では最初の会社をリストラされるところまで書きました。

be-water-my-friend.net/未分類/私の転職歴 その① 

 

私はごく平凡な一般人なので、記事の内容には取り立てて変わった部分も無ければ、劇的な印象も与えないかもしれませン。あくまで一つの例として軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。

 

リストラされてからが長かった

2013年の12月。

私は実際にリストラされ、無職になりました。

 

結論から言えば、その後転職活動を続けてから、ある会社から内定をいただくまでに8ヶ月ほど掛かっています。

 

リストラされてから内定を頂くまで、

正直言って遥かに想像以上の巨大なプレッシャーがありました。

いま振り返っても、本当に精神が削られるような毎日で、一日のスケジュールは自由なものの、気持ちのほうは不自由なンです。

まるで刑務所か収容所のようだと思っていました(実際に服役したことはありませんが)。

 

辞める前はそれなりに仕事には自信があったし、持ち前の楽観的な性格もあって、辞めた後も何とかなるだろうと高をくくっていた部分がありました。

今振り返れば、当時の自分が持っていた自信などあまり根拠が無いもので、ただ単に在籍していた会社での立ち位置がそれなりだっただけなのですが、リストラ前後は全くそれに気づきませンでした。

よく転職に関するアドバイスや記事などで、

「自分の市場価値を見極めなさい」といった内容のものがあります。

これは確かにその通りです。転職や私のようにリストラされて再就職活動をするという事は、乱暴な言い方をすれば人間オークションみたいな側面があります。

「売り物」である自分自身の市場価値が分からないのでは、うまく売る事すら難しいわけです。

 

とはいえ、今まで会社に長く勤め続けていた人間で、うまく転職市場に自分を売り込める人ってどれだけいるのか私は疑問です。自分のいる会社の仕事だけに集中していれば良かった人間が、いきなり外の大きな世界で戦えと言われたら…

途方に暮れる人が大半なンじゃないでしょうか。

 

そして、それを責めることは出来ないんじゃないかと思います。

人間の能力は多様で、うまく転職出来るだけがその人の価値なわけないですから。

何が言いたいかというと、私は転職活動が超がつくほど苦手だったということ。自己弁護です…。しかし、家族もいる私には言い訳しているゆとりがありませンでした。

 

やっとの思いで再就職したが…

その後も地獄めぐりのような毎日をすごしつつ、どうにか気持ちを保ち続けました。

求人には応募しては応募しては応募しては断られ続け…

それでも、失業してから8ヶ月、色々なことがありましたが、ついに!

どうにか再就職出来ました!

 

やっと頂いた仕事ですから喜びもひとしお。

家族も就職祝いのパーティーをしてくれました。

ホッとしつつ心底うれしかったのを覚えています。

 

そして初出勤の日がやってきました。

モチベーションは限界突破する勢いです。

私を雇ってくださった会社に対しても感謝ですし、これまで苦労を掛け続けてきた家族にも安心してもらいたい。そんな意気込みでいっぱいでした。

行ってきます!

 

 

 

 

===2日後===

退職届を提出しました・・・。

 

結果、初出勤を含めてたった3日で辞めました

 

何がどうしてこうなったのか、

簡単に言えば「理想と現実のギャップがあった」 ということです。

 

私が甘かった。その一言です。

会社は悪くありませんし、家族にも落ち度はなかったです。

私が仕事の内容に関して甘く見ていた部分がありましたし、家族の理解を得られていないままだった事にあらためて気付かされる事になってしまいました。

 

私が働く理由は「生活のため」であり「家族のため」です。

そして、働くということは家族の協力や理解があって初めて成り立つものだと私は思っています。

そういったベースとなる部分で、私がしっかりと話し合いをしていなかったのが原因でした。

入社する前にもっと下調べをして、きちんと家族にも理解を求めていればと悔いが残ります。

 

私を雇ってくださった会社はたいへん良くしてくださいましたが、

結果として「3日で辞めた」 わけです。

後ろ足で砂をかけるようなかたちになってしまいました・・・。

 

わたしが反省したこと

辞めたのは自分の意志です。

わたしは自分で決断しました。

その結果として、せっかく雇ってくださった会社に迷惑をかけてしまいました。

 

最初の会社はリストラされたから「被害者」といった感覚がありましたが、

今度は自分が会社に対して「加害者」になってしまいました。

そんなことを考えました。また、それがどうしようもなく辛かったです。

 

しかも、

  • 金なし(この頃はさすがに貯金も怪しかった)
  • 仕事なし(この先の収入がない)
  • 立場なし(妻も近所の目も厳しい…)

といった無い無い尽くしで気が狂いそうになりました。

 

もしかしたら自分で気づかなかっただけでとっくに狂っていたのかもしれませんが、

ともかく再就職先を3日で辞めたあと、

翌々日に私は旅に出ました。

 

行き先は壇ノ浦でした。

 

それでは、また。

ごきげんよう。

 

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