平成が終わりました。時代は令和に変わりました。
ついに新しい時代の幕開けです。
せっかく時代の節目なので、過ぎ去った時代をざっくり振り返って見ようと思いますではスタート(拙速)!
昭和という時代
まずは昭和という時代について私の持っている印象です。
私は昭和生まれです。高校になるまで昭和を生きていましたから、三つ子の魂百までという感じで、
感覚的には平成よりも昭和マインドのほうが強いように思います。
とはいえ、ウチの家計が火の車だったためか、個人的に「昭和」という時代に対してあまり豊かさをイメージ出来ません。
一般的には「昭和=バブル」という印象を持っている方も多いと思いますが、私の印象は違います。
私の場合は
- 思春期にバブル全盛期だったが働いてない上に家が貧乏なので直接的な恩恵ナシ
- 就職時期にバブル崩壊でハシゴが外れ難易度が上がる
- バブル伝説を聞かされつつ平成不況の時期を働き続けた末にリストラ
そンな感じですかね…
結局のところ「昭和」って何だったのでしょうか。
私は俗に言う「団塊ジュニア世代」でして、
自分よりちょっと上の世代の人たちの「バブルでブイブイ言わせた」話などを聞いても
この人たちはどこの異世界から転生して来たのかと思ってしまうンです。バブルがファンタジーです。
平成という時代に私が持つ印象
対して、平成という時代は、
良くも悪くも大きな変化が立て続けに起こった印象を持っています。ざっくり言うと
- ITを筆頭にさまざまな技術革新が成され
- 社会経済が予想不可能な動きで激変して行き
- 想像すらしなかった未曾有の災害に見舞われた
そンな時代だったと思っています。
あまりにも大きく予想外な出来事がありすぎて、冒頭に書いた「時代の振り返り」がまるで追いつかないのが正直なところです。まとめようにもまとめ切れない。
そしてその中でも決定打といえる事件が起きました。東日本大震災です。
私は東北在住ですから特に印象に残っています。
私は被災地に住んではいませんので直接的に津波に巻き込まれたりはしていませんが、震災後に支援活動で出向いた被災地で実際に見た光景や、被災者から直接聞いたさまざまな話は多分一生忘れられません。
あれは、平成という激動の時代の中で起こった他の出来事すらも、あッという間に全てを呑み込んで行ったような人間の想像を超えた災害でした。なんというか、人間が地道に作り上げてきた様々な仕組みや規則など、しょせんは人智の範疇でしかないんじゃないかというような。
人生が変わったという表現が正しいか分かりませんが、とにかくあの災害が物理的なものだけでなく私の根本的な価値観を激しく揺さぶった事は確かですし、その変化が元に戻る事はありませんでした。
令和に私が望むもの
先日テレビを見ていたら、小学生くらいの男の子がインタビューで令和は何を望むかと訊かれ、
「平和な時代になってほしい」といったコメントをしていました。
私もまったく同感です。
平和な時代になってほしいと思います。
そして、令和という時代を過去として振り返る時、災害や戦争や経済破綻が、抱き合わせで語られるような不幸な時代にはならないでほしいと願っています。
そしてもう一つ、インタビューにしっかりと答えていたあの小学生に負けないくらい、
私もしっかりとした大人になりたいです…。
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