私がリストラの時期に観た映画 その①「カンパニー・メン」

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こんにちは。中高年リストラ経験者の上田次郎です。

私がリストラされたのは今から約六年ほど前。2013年の冬でした。

退職後、良くも悪くもあり余る時間を使い、さまざまなことをやりました。

今回はその中で、

「リストラ期間に観た映画シリーズ」をご紹介します。

第一弾は…

「カンパニー・メン」。それではスタート。

「カンパニー・メン」での私のシンクロ率

この映画を観たのは2013年の11月上旬。

翌月のリストラを控え、やってらんねえよとばかりに有給消化に入ったばかりの事だったと記憶しています。

  1. リストラ
  2. 次の転職先が未定
  3. 生活自体が不安

そんな三重苦に加えて、

前月にはわたしの母がガンで他界したという状態でした。

今振り返ると、我ながらそんな時によく観たなとちょっと呆れてしまいますが…。

というのも、この映画はリストラがメインテーマなのです。

よりによって自分自身がリストラの真っ最中にそんな映画を観たわけで、案の定というか観ていくうちにどんどん辛くなるというありさまでした。

加えて、自分自身の現状とのシンクロ率が半端なく感じてしまいました(主人公ほどのイケイケでは到底ありませんでしたが)。

あらすじや内容で忘れた部分はあっても、当時の気持ちの揺さぶられ感が凄いことになったのを今でも忘れられません。

シンクロが凄すぎて現実に帰って来られないレベルでした。というか、どうせ現実も辛いからむしろ帰って来たくないというのが正直な気持ちだったのかもしれませんが。

ベンがいい仕事してる!他メンも渋い仕事ぶり(ネタバレあり)

※この先に若干のネタバレが入ります。

さてこの映画、まずは主人公のベン・アフレックがいい仕事してます。というか、にじみ出る彼のバカっぽさ(ほめてます)がこの映画ではとても効果的に作用していると思います。

映画の冒頭ではイケイケの辣腕営業マン(チャラい)といった彼、その後の突然のリストラ宣告から先は地獄めぐりのような生活に突入するわけです。

元の生活の高みから、徐々にジリ貧に陥っていく過程がとても説得力あります。プライドが高く強気だった彼が、しだいに冷酷でままならない現実とのギャップに、天狗の鼻をへし折られ消耗していくわけです。

その過程は、前半のバカぶり & 軽薄さ(ほめてます)が素晴らしいだけに、後半以降の彼の成長や家族とのストーリーがとても効果的に胸に迫ります。

プライドを捨ててでも、家族のためにも前に進もうとする姿が抑制の効いた演出ながら感動的でした。

そして、若干ツンデレながらも主人公を気にかけ、何かと親身に後押しする義理の兄が何と、かつて本人もいろいろあったケビン・コスナー!

抑え気味の演技が素晴らしいのにくわえ、どうしたって彼自身が辿った道筋を想像してしまいます。

「いろいろあったが生きてるぜ感」がベン・アフレックのアニキ役としての説得力500%

そして、この二人のベタベタし過ぎない「人生の師弟関係」という感じが個人的にグッと来ました。

半年後に思い出したシーン

個人的な話になりますが、映画を観てから半年ほど後に映画のワンシーンを思い出すような出来事がありました。

当時は妖怪ウォッチが流行っていて、幼稚園の娘に、春になったらゲームソフトを買ってあげる約束をしていたのです。

しかし、なかなか再就職の決まらない私と家計の事を気遣い、「高いからいらない」と娘に言われた事がありました。

心配いらないよ、と言って買ってあげましたが、思わず映画の後半で出てくる主人公と息子のあるエピソード(xbox絡み)を思い出してしまいました。

あの時は辛かったなあ…。

まとめです

まとめになってないかもしれませんが、この映画は私にとってタイムリーすぎました。

そのため、映画作品として完成度などを冷静に評価するのがちょっと難しいンです…。

というか、この後投稿する予定の失業期間に観た映画(良くも悪くも沢山あります)は全てそうだったりするンですが。

ですが一応まとめてみます。

  1. ベン・アフレックとケビン・コスナーがナイス
  2. 各エピソードが淡々とリアル
  3. リストラでお悩みの方は、特にご覧になるのをおすすめ

結論:おすすめです。

リストラ経験に関わらす、まずは一度ご覧になってみてはどうでしょうか。

ではまた…。

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